ひとり事業主として
0から成果をあげる
5ステップ

ひとり事業は大変!?
おめでとうございます!そして同時にあなたはとても勇気のある決断をしていらっしゃるな、と思います。
何が「おめでとう」なのかって?
それは、世間の「当たり前」から一歩離れて、自分で自分の道をつくっていく「ひとり事業主」というルートをすでに歩んでいる・またはこれから歩んでいこうとされているから。
簡単な道ではないかもしれませんが、だからこそ他の多くの人が得られないものを手に入れられる人生になっていく、とも言えます。そして安心して下さい、ひとり事業主人しての道のりは自分が求めているものが明確であれば決して難しいものではありません。
ここにある一つのデータがあります。
労働力調査で示された2020年の就業者数は6676万人で、自営業主・家族従業者数は666万人。
就業者の89.5%は雇用者、ここから計算すると日本の全就労人口に占める自営業主の割合は約10%ほど。
そう、つまり世間的にみるとあなたが「自営業者」として歩んでいる道のりは全体の1割程度しかいない超マイノリティーなのです!
これを聞いて、どう感じましたか?「それはワクワクするな!」でしょうか?
それとも「え、、、そんなに少ないの…?じゃあなかなか難しいよね…」でしょうか?
確かにひとり事業主として活動しているなかで苦労をしている方は少なくありません。
それはなぜか。理由は簡単、ここでお伝えする5つのステップを理解しないままに進んでいるから。
それはルールを知らずにゲームに参加しているようなもの。それでは結果を出すのは難しいですよね。
このレポートでは0から成長していくひとり事業主としての5つのステップをお伝えしていきます。それでは始めましょう!
ひとり事業主としての予備知識
まず、知っておきたいこと。なぜひとり事業主は「大変」な思いする人が多いのか。
それは「リソース(資源)」が限られているから。ここでいうリソースとは「時間」「お金」「人」のことを言います。
個人で活動している限り、この部分にはどうしても制約がかかってきます。逆に言うと、これらのリソースをどのように使っていくか、が運命の分かれ道、というわけです。
では、それらを何から費やしていけばいいのか。答えはシンプル。
「リターン」の高いものから投下していくことです。
リターンの高いものってどういうこと?
これはよく株やFXなどで使われるのですが「利回り」という言葉があります。簡単に言うと「投資した金額に対する収益の割合」のことを言います。
例えば100万円投資して1年後に103万円になっていたら利回り3%、ということ。
投資には大きく分けると3つの種類があります。
1:自己投資
2:事業・人材投資
3:金融・不動産投資
これらの中で利回りが最も高いものはなにか、というと「自己投資」。
例えば金融や不動産投資となると比較的安全な利回りは3−5%程度と言われたりもします。
これだと1000万円投資したとしても30万円〜50万円にしかなりません。
でも自己投資として例えば「ビジネスを学ぶ」「プログラミングを学ぶ」などセミナーやスクールに参加するなどして100万円を自分に投資したらどうなるでしょう?
新しいことを学びリターンとして売上を2倍、3倍に伸ばしていくことも可能ですし、200%以上の利回りを取れることも普通にあります。しかも学び実践したことは経験値として残ります。
もちろんお金を払ったから・参加したから良いというわけではなく、それを血肉に変えリターンを取っていくための努力は必要になります。
参加はするけどリターンを取れていない人は非常に多いです。
しかしそれでは意味がありません。出ていくばかりであったらそれは投資ではなく浪費です。
事業として取り組んでいるのなら「リターンをとる」という意識を持ちましょう。
どこまでいっても自己投資が最も成果を出すためには効果があり、効率が良いということに間違いはありません。
そして、仕組みづくりなどの事業投資、スタッフ・外注などの人材投資を行っていくこと。これを意識して、順番を守っていくことが大切になります。
ここからは0から成長していくための5つのステップについてお伝えをします。
ステップ1:参考になる人をみつけよう
そもそも論になってしまいますが、もしもあなたが長距離を走ることになったときにどこがゴールか知らないままに走り始めることはないですよね?
しかし、これがなぜか実社会の、特にひとり事業という荒波の中に入っていくときには、全くゴールを設定しないままに走り出す人は非常に多いのです!
しかも参考にする人をみつけていなければ、これは航海に出るのに地図もコンパスもないような状態です。それではなかなかうまく行かないのも当たり前ですよね。自ら苦労しにいっているようなものです。
ということで、まずは参考にする人をみつけましょう。多すぎてもわからなくなってしまうので、おすすめはまずは1人に絞ること。
「自分は参考になる人がいるよ!」という方は素晴らしいスタートを切っています!
ただし、もしもあなたが専門業界の場合少しだけ注意が必要です。その参考にしている人はその専門技術や知識が自分よりも優れている「憧れ」の先生や先輩だったりしないでしょうか?
もちろん、それも一つ大切なポイントになりますが、より大事にしてほしいのはその人のライフスタイルがどうなっているか、です。
もしもその人が24時間自分の好きなように時間を使えて、仕事に没頭できる状態であるのに対し あなた自身は家庭を抱えている、となると参考に出来ないことがたくさんあります。
ここでいう参考になる人、というのは自分の業界のなかの専門的な技術・知識という狭い枠ではなくその人の生き方として仕事をどのようにおこなっているか、という点に注意するようにしてください。
ステップ2:元手となるお金を用意する
何をするにもお金は必要です。
この事実からもお金を稼げていない人ほど言いがちな「この仕事はお金じゃないんです」というのはナンセンスということがわかります。
すでに何らかのお仕事をしてきたなかで貯金がある、という方はそれを元手に行っていけばOKですし、家族から借りられたり公庫から借りることが出来るという方もそれらを利用すれば良いです。
でも「そんなお金がそもそもない!」という場合は別のリソースを使いましょう。
それは「あなたの時間」です。
学校卒業直後であったり、開業直後というのは通常お金があまりありません。ましてや知識も人脈もありません。
あるのは時間だけです。だから自分の時間を費やしていくことが唯一の方法。
ひとり事業主として最終的に目指すべき場所は「労働集約型からの脱却」や「効率化」となりますが、それらは積み重ねをしていった結果であって、最初からそうなるわけではありません。
無駄なことを経験していないのに、効率というのは求められません。
経験値がないなかで頭の中だけで考える効率化ほど意味がないものはありませんからね!
目標の金額になるまでは、例えばコンビニやUBERなどで働くのもひとつ、将来的に起業したい分野の会社でバイトをするというのもひとつ、まずは元手となるお金を準備できるようにしましょう。
一番最初は泥臭くてOKです。
目標に向かって走りだしましょう!迷って何もしない、というのが最も時間を無駄にしてしまいます。
行動を起こしていきましょう!
ステップ3:商品とそれを提供する場所を用意する
ひとり事業主として生きるということは、何かしら商品を用意してそれを提供していくことで対価を得ることになります。
まずは自分の商品が何なのかを明確にしましょう。そして、それを自分が主導権を持って提供できる場所を用意しましょう。
(このあたりはステップ2と同時進行になったり、行ったり来たりする部分は人によってあるかも知れません)
たとえば、あなたがヨガのインストラクターの場合、商品はヨガのレッスンを提供することになります。
そのためには場所が必要です。
はじめのうちは業務委託などで誰かの場所でレッスンを行うということが多いでしょう。
はじめはそれでも構わないのですが、(ステップ2の段階くらい)それでは自由度が高い生活にはいつまでたってもなりません。
遅かれ早かれ、「自分の商品」を価格や時間など含め自由に決められる場所を持つことが大切になります。
オフラインであれば自分のスタジオを持つということもひとつですし、レンタルスタジオを借りることからスタートすることもできます。
また、オンラインであればコストもほとんどかけずに始めることもできます。
ヨガインストラクターを例にだしましたが、他の職業においてもやることは全く同じです。
動画編集者であれば、自分の「動画編集」というスキルをどのように提供していくか。
オウンドメディアで顧客を集めるのもひとつですし、ココナラやランサーズのようなクラウドでスキル提供をしていくのも一つ。
オフラインで会場を借りて動画編集セミナーを行うといったこともできます。(これはもちろんオンラインでもできますね)
なんにせよ、大事なポイントは自分の商品とそれを提供できる場所をオンライン・オフラインどちらでも構わないので準備をすることになります。
このあたりのことは専門性を持って活動するひとり事業主のための自分軸経営プログラム:Business Breakthrough System®(BBS)でもお伝えをしています。
こちらは限られた時のみの募集となっているので、興味のある方はこちらのウェイティングリストにご登録をお願いします。
ステップ4:労働単価を最大化する
次のステップは、自分の労働単価を最大化していく、ということ。
そのためのポイントが冒頭でお伝えした「自己投資」になります。
例えば一番最初の元手金をつくるフェーズでは自分の時間をお金に変えていく作業になるので、良くも悪くも自分のスキルは全く関係ありません。
だから時給が1000円〜1200円程度ということ形になります。
でもここで、自己投資として自分の仕事の種となるようなものを積極的に行う。
例えば治療家ならアプローチ方法、トレーナーならトレーニング方法、セラピストならセッションの方法、他にもコーチングやプログラミングなどですね。
それらを学んだ結果、時給がいままでよりも高くなって、1500円だったものが3000円になる、というように 自分のスキルを上げていくことによって、収入を上げていく形です。
ただ、ここで注意をしなければいけないのは、知識やスキルに対して自己投資をしているけれども、それが収入の増加に繋げられていないケースが非常に多くあります。
よく聞かないでしょうか?たくさん資格は取っている・セミナーに参加しているけれども売上は全くあがっていない人の話を…
だからこそ、働く場所を選んだり、自分で自由に商品を作成・提供していける場所というのがとても大切になります。
また自己投資を行い自分のスキルを上げていくことと同時に、自分で商品開発をしていくことで、より多くの収益を上げる形をつくっていく、結果として労働単価を上げるというやり方もあります。
たとえば、先程のヨガインストラクターの例で言えば
「グループレッスン=3000円」という形から、「パーソナルレッスン=10,000円」を提供するといった方法や「週2回のレッスンを行う合計3ヶ月のダイエット集中プランを15万円で定員10名で提供する」、といったパッケージ商品を提供する形です。
そうすることで自分の労働単価をアップしていくことが出来ます。
商品を作り出すためには、それに値する知識や技術が必要なことはもちろんですし、届けていくためのマーケティングや購入に至るまでのセールススキルなども必要になるので、つくったから売れるというわけではありません。
最初は試行錯誤の部分もありはじめからうまく行かないというケースもあるでしょう。
しかしトライしたことは経験値として次に活かせます。それを繰り返していくことで自分の労働単価を最大化していくことができます。
ステップ5:仕組みをつくり、提供する
次のステップとしては、仕組みをつくり、その仕組の中で提供していくことです。
この最大の目的は「自分の労働量を減らす」ため、です。
冒頭でもお伝えしましたが多くの場合、開業当初は最初はお金も人脈もなく時間だけはたくさんあります。
その唯一もっている武器を最大限利用する形からスタートしていきましょう。
しかし、いつまでも「時間」に頼ってばかりいると壁にぶつかってしまいます。
実は時間というのは誰にとっても1日24時間しかなく、使わなかった時間は明日に取っておくこともできないという最も貴重なリソースでもあります。
ですから、労働単価を最大化した後は(もしくはその過程において)仕組みを作っていくということが大切。
仕組みの作り方は大きくわけて2つあります。
「システムを使うやり方」と「人を使うやり方」です。
システムというと難しく聞こえるかも知れませんが、非常にシンプルです。
例えばいま読んで頂いているこのウェブページもシステムの一つ。
1回つくってしまえばあとは申込みと同時にメールで自動配信されるので、自分で100回、200回と話す必要がありません。
YouTubeやPodcastも同様です。
その結果として一度つくっておけば同じことを繰り返し伝えられるので自分の労働時間が下がります。
再び先程のヨガインストラクターの例になりますが、例えば最初は3ヶ月で15万円のプログラムを、対面でひとりずつに販売しているとします。
提案した人が全員購入してくれるわけではないのでそれを1人に売るのにトータルで10時間くらいかかったとします。
それに対してYouTubeやメルマガなどを利用して、「自分は今までこういったことをしてきて、こういった成果をあげてきました。そんななか、多くの人が望んでいたこのプログラムを10名限定で募集します」という10分程度の内容をアップする。
撮影、編集に1時間かかったとしてそれでも1人に売れたら、労働時間は1/10 になります。もしも2人に売れたら更に自分の労働時間は少なくなり、時給単価はあがります。
他にも色々と細かい部分や異なるやり方はありますが、基本的な考え方としてはこんな感じです。
人を使う場合はこの営業部分を担当してもらったり、プログラムを提供出来るようしたり、最終的に自分はディレクションだけを行うというように組織化していくというものです。
どういった形にせよ、時間というリソースが限られている以上はこの仕組み化をどうおこなっていけるかが、自由度を増していくための肝となり、ここを目指していくと色々より楽しくなります!
ちなみにぼく自身が行っていて、全てのひとり事業主にすすめているのは、ビジネスをオンライン化していくこと。
これも立派な仕組み化です。
これはライブを中心で行っていくことも可能ですが、それだとオンラインの魅力も半減。
オンラインの力をフルにいかすのであれば、録画したものをきちんとオンラインコンテンツとして自分のプラットフォームから常時販売できる形をつくっていくこと。
こうしたオンラインビジネスをおこなっていくことはリソースの限られているひとり事業主には非常に大きな計り知れないメリットをもたらしてくれます。
ぼく自身のビジネスのやり方もこれで大きく変わりました!
このやり方については、自分軸経営メルマガを読み続けていただくとわかることがたくさんあるので、今後の配信を楽しみにしておいてください。
もちろんこれには段階や準備、やり方などがあり、最初の準備段階は少し大変なこともあります。
でもきちんと育んでいけば大きな武器になるものです。
こういったことに興味がある方は今後も僕からのメールや講座をチェックしてもらえたらと思います。
ちなみに 「ひとり事業主が集うオンラインコミュニティ 自分軸経営の学校」 では、このあたりの話もしていて、既にオンライン化に取り組んでいる方も多数いらっしゃいます。
自分と同じような境遇の人たちや、一歩先を歩いている人たちと意見を交換しながら、刺激をうけて進んでいきたいという方は、こんごメール講座のなかで案内を出していくので、ぜひチェックしてくださいね!
さらにその先を目指すなら…
ここから更にその先を目指していくのであれば、収益を上げる仕組みという枠からすらも自分を出してしまうこと。
この段階ではシステムも人も使っているということがほぼ前提条件にはなりますが、要は、自分がいなくてもまわるという状況をつくっていく、ということ。
たとえばフランチャイズ展開しているのオーナー社長みたいなイメージですね。
これはみんながみんな目指さなければいけない、というものでもありません。前のステップの部分だけでも充分な金銭的・時間的自由度は得ることが出来ます。
むしろここまでいってしまうと「つまらない」と感じる人もいるでしょう。ひとり事業主の方々は基本的に仕事が好きでやっているので、働いていることに幸せを感じる方も多いですから
(だからそういった方は新たに事業をスタートされたりするんでしょうね!)
まとめ
いかがでしたでしょうか。ひとり事業主として成功していくための5つのステップについて解説をしてきました。
この記事のはじめでもお伝えしていますが、目的地も地図もコンパスも持たずに独立・開業という大海原に飛び込んでいく多くのひとり事業主の方々をみてきました。
せっかく人に・社会に役立つことをしているのに、苦労ばかりして心が折れてしまうという人もたくさんみてきました。
でもそれもそのはず、ルールも知らないままに飛び込んでしまっては大変な思いをするのは当たり前のことなのです。
でもそれってあまりにも悲しいし悔しい。だから私はこういった「知っていれば避けられること」を伝えるためにも、こうしてオンラインで情報発信をしています。
もちろん、これらのステップをしっていても大変に感じることや、うまく行かないということもでてきます。
しかし、それらはあくまでも前に進むための「正しい努力」に繋がっていきます。
結果をだすには、「正しい環境」で「正しい努力」をしていく必要があります。
ここでお伝えしていることがあなたの今後のひとり事業主人生に少しでもプラスになるのであれば嬉しいです。
僕が提供しているコミュニティやコンテンツではこういったことをより詳しく、ざっくばらんにお伝えしています。あなたともご一緒出来る日を楽しみにしています。ありがとうございました!
森部高史

プロフィール
中高一貫校で英語教師を経て、アメリカの大学院に進学。
アスレチックトレーニングを学び、卒業後はATCとしてスポーツ選手の障害予防やリハビリに従事。
全米各地のプロチームや大学で経験を積んだ後に、帰国。東京にてひとりサロンをオープンし、一般の方から日本有数の経営者、プロスポーツ選手、芸能関係者に頼りにされる存在に。
個人セッションの他にも全国各地で専門的技術や知識を持ちながら活動する個人事業主や小規模法人経営者に対しセミナーを行う。
現在はオンライン教育事業に力を入れ、オンラインコースなどを提供している。
代表的なものにはBusiness Breakthrough System®、Digital Course Creation 101などがある。
またひとり事業主が集い、活動の多様性をサポートするオンラインコミュニティ「自分軸経営の学校」も主催。
妻と娘の3人暮らし。合気道(弐段)と写真が趣味。
「すべての人に自分軸の人生を」をコンセプトに関わる人たちが自分らしく、自己犠牲なくそれぞれの人生を謳歌していくために必要な考え方や仕事の創り方を伝えている
大切にしている考え方
何か異なる結果を望むのであれば、同じことをしていてもその結果は手に入らない。
自分が望んでいる結果は常にコンフォートゾーンの先にあるから一歩を踏み出す勇気を持つこと
そしてWork smarter, not harderが信条
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